〇安倍首相の祖父は抗議デモで失脚
AP通信の報道によると、日本人は通常、政治に関する意見を公然と述べることはしない。1960年代、当時の日本の大学生が暴力的な学生運動を繰り広げた後は、同じような抗議活動はほとんど影を潜めた。だが、今年に入り、各メディアは、日本で数十年間起こることのなかった学生による政治活動が再び起こっていることに気づいた。安保法案に反対する「自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクション=SEALDs(シールズ)」が誕生した。
1960年代の日本の大学生は、広く政治活動に参与し、日米安保条約改正に反対する抗議活動を繰り広げ、幾度となく警官と暴力的な衝突を起こした。当時の首相を務めた、安倍首相の母方の祖父である岸信介氏は、安保改正案を国会で強行採決、その結果このような混乱が生じたため、岸内閣は責任を取って総辞職した。
当時の学生運動と比べ、今の日本人学生による抗議は、ずっと平和的なやり方で行われている。ジャパンタイムズ紙の報道によると、安保法案に反対する4人の学生が、国会前でハンストを決行した。彼らは、国会正門の向かい側に座り込み、流動食を含む一切の食物を取らず、水だけを飲み、毎日身体の状況をチェックした。
ハンストに参加した専修大学の嶋根健二さん(23)は、「自分の身体を張って、さらには命の危険も顧みず、政府と社会に訴えたい。安倍政権の戦争法案に怒りを持っている。法案成立は絶対止めなければならない」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月2日
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