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<全文>習近平主席が中国人民抗日戦争勝利70周年記念式典での談話 (2)

人民網日本語版 2015年09月03日15:14

あの戦争において、中国人民は大きな民族的犠牲によって世界反ファシズム戦争のアジアの主戦場を支え、世界反ファシズム戦争の勝利に重大な貢献を果たしました。中国人民抗日戦争は国際社会の広範な支持も得ました。中国人民は中国抗日戦争の勝利への各国の人々の貢献を永遠に銘記します。

戦争を体験した人々は、平和の貴さをなおさらに理解しています。私たちが中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周を記念するのは、歴史を銘記し、烈士を偲び、平和を大切にし、未来を切り開くものです。

あの戦争の戦火はアジア、欧州、アフリカ、オセアニアにまで及び、軍隊と民衆の死傷者数は1億人を超えました。このうち中国の死傷者数は3500万人を超え、ソ連の死亡者数は2700万人を超えました。歴史の悲劇を決して繰り返させない。これは私たちが当時人類の自由、正義、平和を守るために命を捧げた英霊、痛ましくも殺戮された無辜の霊に対する最良の記念です。

戦争は、平和の貴さをより良く人々に認識させる鏡です。今日、平和と発展がすでに時代の基調となっています。しかし世界はなお太平には遠く、戦争のダモクレスの剣が依然として人類の頭上に吊されています。私たちは歴史を鑑として、平和を維持する決意を揺るぎないものにしなければなりません。

平和のために、私たちは人類運命共同体意識をしっかりと確立しなければなりません。偏見と差別、恨みと戦争は惨禍と苦しみをもたらすだけです。相互尊重、平等な付き合い、平和的発展、共同繁栄こそがこの世界の正しい道です。世界各国は国連憲章の趣旨と原則を中核とする国際秩序と国際体制を共同で守り、協力・ウィンウィンを中核とする新型の国際関係を積極的に構築し、世界平和・発展という崇高な事業を共同で推進するべきです。


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AUS  KEIKO   2015-09-0458.106.28.*
習主席の素晴らしい談話に非常に感動しました。今有識者の対談集を読み終えて同じことが言われています。私たちは多様性を認め合い尊重し合わなければ人類の未来はない。同じ地球村に住む同じ人間という事を意識しなければならない。今は新しい時代の幕開けの時世界中の人が議論し合っているに違いない。人類益を優先する時代の流れをどう築くか国連の役割は益々重要になってくるに違いない。中国が率先して役割を果たして行けば世界も変わると思う。私たちは平和を愛する同志です。
匿名希望   2015-09-03220.63.99.*
戦後生まれでありながら、貴国の人民に対する過酷な仕打ち、旧帝国日本の犯した凄まじい犯罪は多くの資料、証言、著書、平和教育等によって若いころから長きにわたって学んでいった。こうした、命を虫けらのように扱う非人間的な行いを、事実として、歴史的な検証を受け、歴史認識として国際的に共有されることはとても重要なことだ。現在の日本の状況が、安倍政権の愚かな修正主義によって、貴国をはじめ多くの近隣諸国に不安を与えていることを恥ずかしく思う。北朝鮮による日本の中学生をはじめとする拉致被害を発端として、日本が次第に右傾化し、不況をきっかけに金融緩和を断行した安倍政権に乗ってしまったのはある程度、理解出来ない経過でもなかった。しかし、それとこれとは別問題だ。貴国の軍事力は、過去からの屈辱的な経験から、それなりの必然性を持って勝ち取っていった財産の一つだと思う。未だ日本国内にいる、生粋の極右軍国主義者は、信じがたいが存在している。彼らは、先の大戦を平和主義の行為だといってはばからない。そうした戦前の軍国主義を信奉する勢力に対して、貴国の軍事力の躍進が脅威と映るなら、軍事パレードの効果もあったとはいえる。力を信奉する者は、その力にひるんでしまうからだ。しかし、多くの日本人は、安倍政権の野心にかかわらず、戦後70年の平和主義の歩みの中で、反戦の意識は、深く、根づき、引き継がれてもいる。華やかな、にわか右翼の強がりとは裏腹に、庶民の多くは、平和の尊さを心の底から願い、求め続けている。今我々が到達しようと目指している地点は、一切の紛争解決を武力ではなく、可能な限りの争いの芽を摘み取る手段、貧困、差別、不寛容、偏見の除去、文化的な交流、相互の理解の深化にこそ全精力を注ぐべきである、という考え方だ。たしかに、日本の極端な右傾化や修正主義は許されない。軍事力の信奉、核開発への誘惑など、潜在的に秘めている野心が国内にない、とはいえない。それでも、日本人の多数派は、軍事力や暴力ではなく、精神的に成熟した平和主義を、現実問題の解決のための無比の方法論、平和へ至る唯一の現実的手段だと、感じはじめている。貴国の軍事パレードが、日米の軍事力に対応するという、お互いに不幸な軍事力の競い合いではなく、こうした悪循環から、勇気を持って、殺傷力から精神的な説得の力へ、文化、文明の底力を鍛えてゆく方向へと、互いに向かってゆく事を願わずにはいられない。