マレーシアでも華人が積極的に権益保護を訴えている。マレーシアでは嫁いできた華人女性が差別を受けることが頻発しており、ビザの発給期限や受理の面でも度々難題をぶつけられている。華人の場合、自分が暮らす街の窓口ではなく、辺鄙な地域に出向いて申請をしなければならないのに対し、他の国籍の女性は、自分が居住する街で申請できることからも、その差別的対応は明らかだ。
こうした差別を前に、現地の華人らはオンラインのグループを作り、こうした差別を受けた華人女性にサポートを提供している。さらに、このグループは現地政府当局とも連携を図る取り組みを続けており、正式なNGOへ転換すると共に、現地華人女性の権益保護に向け尽力している。
このように、海外で暮らす華人の権益は幾度となく侵されているが、権益保護のため、沈黙せず、合理的かつ積極的に声を上げ続けなければならない。それはまさに凌江氏が言うように、「そうしてこそ、中国に希望が訪れ、華人に希望が訪れる」のだ。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年9月16日