王家瑞氏　「1ベルト、1ロード」建設の要は「協議・共同建設・利益共有」 (2)

発言する王家瑞氏（全国政治協商会議副主席・中国共産党中央対外連絡部部長）

「協議」とは、広く意見を集め、好ましい事項を皆で相談して実行することで、「1ベルト、1ロード」建設に関わる双方または各方面の利益と関心に配慮し、双方または各方面の知恵やアイデアが反映されることを意味する。

「共同建設」とは、各自が長所を活かし、能力に応じて働き、それぞれの優位性と潜在力を存分に発揮し、「ちりも積もれば山」となり、「一滴の水も積もれば湖水」となるように、根気よく継続して前進することを示す。

「利益共有」とは、沿線諸国の人々が、建設の成果をより多くかつより公平に、恩恵として受けることを可能とし、利益共同体と運命共同体を形成することを意味する。

「１ベルト、１ロード」建設は、地域協力の新しい波を湧き起こし、無限の生命力と明るい未来という希望を育むものだ。関係各方面の共同努力のもと、アジアインフラ投資銀行（AIIB）の建設計画が実務段階に入り、シルクロード基金も順調に起動し、一部のインフラ相互接続プロジェクトも着実に進展している。

人民日報社の主催による「『１ベルト、１ロード』メディア協力フォーラム」の開催を通じて、「１ベルト、１ロード」の互恵協力においてメディアが発揮する役割が、より広く、より深く議論される。このような催しは、沿線諸国や各国人民同士の理解を深め、メディア間の交流・協力を促進し、「１ベルト、１ロード」建設におけるメディアの役割をより重要な役割とする上で、極めて重要な意味を持つと確信している。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年9月21日