「名探偵コナン」最新作予告編発表、20年後に再び寄り添う新一と蘭

中国で誰もが知る日本のアニメ「名探偵コナン」シリーズの最新作「名探偵コナン・業火の向日葵」が10月23日、中国国内で一斉に封切される。この映画は4年ぶりに中国大陸部で公開される名探偵コナン劇場版の最新作だ。正式にリリースされた最新予告編の中で、工藤新一が颯爽と登場し、幼馴染の蘭と親しく交流している。新華網が伝えた。

再び蘭と寄り添う新一

「名探偵コナン」は1994年に始まった連載マンガ。第一話の中で高校生探偵の工藤新一は謎の組織によって毒を飲まされ、小学生のような姿に変えられ、「江戸川コナン」と名乗るようになった。新一の幼馴染でガールフレンドの毛利蘭は新一が姿を消してしまってからずっと彼を想い続けているは、コナンファンの観客なら誰もが知っているだろう。コナンに姿を変えた新一は蘭のそばにいるものの、蘭ちゃんを守るためコナンは真実を口に出せないでいる。そんなハラハラドキドキのストーリ設定が「新蘭党」を20年間悲しませ続けている。

10月23日封切の「名探偵コナン・業火の向日葵」の最新予告編では新一が登場している。しかも、今回は回想や妄想の中に現れるのではなく、実際に蘭ちのそばに現れたのだ。予告編の終わりに新一と蘭ちゃんが炎に照らされしっかりと抱き合っており、多くのネットユーザーは「この抱擁、私は蘭ちゃんより待ちわびていたよ！20年かかったよ！」「蘭ちゃん、やっと会えたね！」とため息交じりの声援を送っている。

「名探偵コナン」シリーズ19作目の劇場版で、日本では非常に良い興行成績を収め、コナン劇場版史上1位となった。静野孔文監督の前作までの映画スタイルを引き継いでいるほか、新一とキッドの「2人の王子」の登場もこの映画に多くの加点をしているのであろう。予告編に出てくる新一は果たしてコナンの元の姿なのだろうか？新一が再び姿を現したことで、「名探偵コナン」シリーズは終了ととなっしまうのか？コナンファンの想像が掻き立てられる。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年10月13日