2015年8月26日  
 

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進むプライベートバンキングのネット化 報告書

人民網日本語版 2015年08月26日13:28

興業銀行とボストンコンサルティンググループ(BCG)はこのほど、中国のプライベートバンキング事業の全面的な発展報告書「中国プライベートバンキング2015年 千の帆が競うように海を渡る、風に乗って進もう」を共同で発表した。

同報告書によると、2013年以降、「ネット金融」が業界全体のキーワードになり、その熱はいまだに冷めていないという。BCGの何大勇董事総経理(取締役社長)は、「高資産層を対象としたプライベートバンキング事業はこの変革と無関係ではない。だが国内外の産業の発展状況をマクロとミクロの視野で眺めると、私たちが目にするのは、中国のプライベートバンキング産業はネット時代の流れに乗った必然的で必須の選択肢だといことだ。インターネットによる業界の洗礼はまず技術面で行われ、ますます広がるデジタル化の応用という面に現れた。だが産業全体の注目により値するのは、ネットがプライベートバンキングの事業モデルを後押しして深いレベルの変革を進める巨大なパワーになるということだ」と述べた。

実際、商業銀行が全体として中国金融産業に占める主導的な地位に比べ、2007年に生まれたばかりのプライベートバンキング事業の高資産層の間での浸透にはまだ限界がある。BCGの分析では、中国の主要プライベートバンキング事業の高資産層での浸透率は8%前後にとどまる。伝統的な事業モデルの下で、中国プライベートバンキングが急速にスケールメリットを構築することは難しい。何董事総経理は、「多くの商業銀行のプライベートバンキングの顧客マネジメントは維持顧客の数が多すぎる、販売期間が行政事務に占拠されるなどの苦境に直面する。ネットの力を借りて産業の痛いところを直すことが、産業全体の命題の一つだといえる」と指摘する。

同報告書によると、プライベートバンキングの顧客マネジメントチームのサービスの量と質は、今なお高資産層の要求の中核だ。富裕層の54%がプライベートバンキングの顧客マネジメントの質と専門的な能力が資産管理機関を選ぶ際に真っ先に考えることと答え、プライベートバンキング利用者の65%が今後も顧客マネジメントを最も重要な接触点ととらえて選択を行うとしている。


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