胡潤研究院(フージワーフ研究院)が19日に発表した世界中国人富豪ランキングによると、今回は資産額が20億元(約387億円)を超えてランク入りした富豪は1577人に上り、61歳になる万達集団の王健林会長が李嘉誠氏を抜いてトップに立った。1577人のうち、大陸部居住者が1254人で79.5%を占めたという。京華時報が伝えた。
このランキングは世界17カ国・地域の富豪を対象とし、資産額20億元以上がランク入りの条件だ。
ランキングの関連データによると、今年6月初頭現在、資産額が20億元以上の中国人富豪は1577人に上り、全員の資産を合わせると12兆7千億元(約245兆9389億円)に達した。これはロシアの国内総生産(GDP)にほぼ匹敵し、また韓国のGDPの1.5倍に当たる数字だ。資産額100億円(約1936億円)以上の人は311人だった。
今年は万達の王会長が李氏を抜いて世界一の中国人富豪となった。アリババ(阿里巴巴)の創業者・馬雲氏は3位になり、漢能持ち株集団の創業者・李河君氏と恒基兆業地産の李兆基主席が4位に並んだ。調査機関・胡潤百富の会長も務める同研究院の胡潤首席研究員は、「(万達集団傘下の)万達商業地産と万達院線(映画館チェーン)の株価上昇により王健林氏は今年6月初めの資産額が2600億元(約5兆332億円)に達して前年同期比50%以上増加し、李嘉誠氏の資産額の2千億元(約3兆8717億円)を上回った。5月20日以降、(漢能集団傘下の)漢能薄膜発電の株価が急落して李河君氏個人の資産額が約50%も目減りしたが、それでも李氏は1650億元(約3兆1942億円)の資産を保有していた」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月20日