この動画は、難しい政治の内容を、堅苦しい文章ではなく、ソフトかつ可愛らしいイメージで説明した。これは中国の国際的イメージの新たな趨勢と言える。国家指導者から宣伝機関にいたるまで、中国は今こうした変化を実現するため努力しているのだ。習近平主席が今年訪米した際も、自らのブックリストを紹介し、ヘミングウェイ作品への想いについて語り、文化的なイメージを伝えた。
復興路上スタジオはこれまでにも「指導者はどうやって鍛えられるの?」というショートアニメを公開している。この動画では、中国の指導者のイメージをアニメキャラで表現、可愛らしい指導者のイメージを打ち立てた。
復興路上スタジオの作品には、様々な権威ある情報が含まれていることから、話題を集めると同時に、その正体が様々な憶測を呼んでいる。現在、その名前の由来について2つの予想がたっている。まず、スタジオの位置が中央政府の部・委員会が集まる復興路にあるというもの。もう1つは、「中華民族の偉大なる復興の道」から来ているというものだ。
中国を分かりやすい形で世界にアピールすることこそが、復興路上スタジオの取り組みであり、これは中国の指導者が提唱する「国内外に通じる表現体系の構築」とも合致する。「十三五」の曲に選ばれたカントリーミュージックも、各国の人々にとって心地よい音楽だ。このような選択は、中国のソフトパワーを高めるために必要であり、新たな歴史的地点に立った中国が、世界に自らをアピールするための努力でもある。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年10月30日