カレタ水力発電所は今年9月に工事が完了した、同公司カレタ水力発電所プロジェクトの行政管理執行マネージャーを務めるセクさんは、「カレタ水力発電所はギニアの国土の大部分の電力供給を満たす。特に首都の電力供給を満たすものだ。中国からの投資の効果は目に見え、肌で感じることができる。カレタ水力発電所プロジェクトだけでも、現地の従業員2千人あまりを雇用しており、そのほとんどが若い人たちだ」と話す。
南アフリカ共和国リンポポ州で進められていた、冀東発展集団有限責任公司が建設を請け負ったマバセメントプロジェクトはテスト調整の段階に入った。中国のセメント生産技術には省エネ、環境保護、低コストといった強みがあり、このプロジェクトもまた中国とアフリカの生産能力協力の縮図だ。同公司の南アフリカプロジェクト部門の張興華マネージャーによると、「現在、プロジェクトが直接雇用する人員は100人を超え、間接的に生み出した雇用はこの数字の4倍になる。現地政府の関係者は、このプロジェクトは貧困、失業、不平等という3つの難題の解決にプラスになるとの見方を示す」という。
南アフリカ人文科学研究理事会新興5カ国(BRICS)研究センターのガイア・ジョシュ・センター長は、「中国は『1ベルト、1ロード』(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)をよりどころとして、アフリカ最大の輸入国からアフリカの重要な投資国への転換を遂げることができる」と話す。
データによると、今年第1~3四半期(1~9月)の中国経済の成長率は6.9%にとどまり、昨年よりやや低かったものの、世界の経済成長に対する貢献度は引き続き30%を超えている。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月16日