商務部(商務省)の沈丹陽報道官は17日の定例記者会見で、今年1-10月期、中国国内の投資者は世界152カ国・地域の5553社の海外企業に非金融類直接投資を行い、その額は前年同期比16.3%の5982億元(約11兆5千億円)に達したと発表、今年10月末までの中国の対外非金融類直接投資額は5兆2千億元(約99兆5000億円)に達した。中国経済網が伝えた。
沈報道官は、1-10月、中国の対外直接投資フローが1億ドルを上回る国・地域は49に上り、このうち10億ドル超は香港、ケイマン諸島、米国、シンガポール、英領バージン諸島、オランダ、オーストラリア、カザフスタン、ラオス、ブラジルの10カ国・地域だったと説明した。
また、1-10月、中国本土の中国香港、アセアン、EU、オーストラリア、米国、ロシア、日本の7つの主要エコノミーに対する投資は705億2千万ドル(約8兆6000億円)に達し、中国の同時期における対外直接投資総額の74%を占めたと述べた。アセアンと米国への投資増加は比較的速く、増加率は前年同期比それぞれ115.8%、31.5%増となった。対EU、オーストラリア、ロシアへの投資はそれぞれ39.2%、12.7%、8.5%減だったと述べた。
沈報道官はまた、10月当月の対外直接投資は前年同期比14.3%増の79億1千万ドル(約9700億円)だったと述べた。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年11月25日