商務部(商務省)は17日午前、定例記者会見を開き、メディア向けに中国経済の最近の運営情況を説明した。沈丹陽報道官は中国の今年の市場運営情況について、今年に入って国内消費市場は安定的に推移しており、最近では安定した上昇傾向を呈し、消費が経済成長の「安定化装置」の役割を発揮していると述べた。中国経済網が伝えた。
統計データによると、今年1-10月の全国社会消費財小売総額は10.6%増、成長ペースは昨年4-12月期と比べ0.1ポイント速まった。また、今年10月の全国社会消費財小売総額は2兆8300億元(約54兆1600億円)に達し、前年同月比11.0%増、価格変動を除く実質成長で11.0%増となり、先月比でそれぞれ0.1ポイントと0.2ポイント速まり、3ヶ月連続の上昇となった。
また沈報道官は、中国の今年10月の消費市場には次の6つの特徴があるとした。
1、ネット通販消費が高成長を続けていること。
2、農村消費が比較的速く成長していること。
3、自動車消費が回復傾向にあること。
4、サービス消費のニーズが旺盛なこと。
5、住宅関連消費が安定的に上昇していること。
6、消費価格が緩やかに上昇していること。
(編集IM)
「人民網日本語版」2015年11月25日