2015年12月9日  
 

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中国人の海外製品購入における10年間の変化 海外通販時代へ (2)

人民網日本語版 2015年12月09日14:35

▽自前調達とプラットフォームの両モデル それぞれに強み

海外代理購入市場のシェアが海外通販に奪われるようになると、これまで海外代理購入に関わってきた海外のバイヤーたちの多くが海外通販に「帰順」した。海外通販プラットフォーム・洋碼頭はこのほど、海外供給チェーン部門が2万人を超えるバイヤーを動員し、世界35カ国・地域で商品調達のための「大量買い」を行ったことを明らかにした。

アリババ研究院の専門家・孔翎さんは、「このような自前調達モデルは、企業が海外での調達を直接行うというもので、現在の海外通販の2つの主要経営モデルのうちの1つだ。もう1つはプラットフォームモデルで、海外ブランドに直接出店してもらうものだ。天猫国際(Tmallグローバル)などがこれに当たる」と分析する。

たとえば米国産ナッツ1缶の米国での価格は129元(1元は約19.1円)だが、一般的な輸入モデルを通じて中国に輸入された場合、関税を納め、海外からの物流費用がかかり、流通段階のマージンなども加わり、中国の輸入スーパーでの価格は200元前後になる。だが天猫国際に出店する米国スーパーのコストコの場合、販売価格は129元で米国国内価格と変わらない。

業界関係者は、「海外調達は商品の供給源をコントロールすることが難しく、ニセ物が混じる可能性があるが、価格の点では強みがある。プラットフォームモデルなら商品の品質は保証されるが、出店するブランド企業は中国国内の取次業者の利益も考慮しなければならず、価格の面での完全な開放はまだしばらくは難しい」と説明する。

だが海外通販で初めて中国市場に進出するブランドや商品の場合、中国と先進国との同一価格が基本的に実現する。天猫国際が取り扱う5400の海外ブランドの大部分は初めて中国市場に進出したものだ。


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