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米国人の味覚に影響したアジアの調味料「辛みそ」 米報道

人民網日本語版 2015年12月22日08:47
米国人の味覚に影響したアジアの調味料「辛みそ」 米報道

米国人家庭のキッチンに常備されている調味料といえば、長い間、マスタード、マヨネーズ、トマトケチャップなどの定番が主流を占めていた。だが最近、異種の調味料「辛みそ」が、アメリカ人のキッチンに進出し始めた。米華字紙・華報(電子版)の報道を引用して中国新聞網が伝えた。

辛みその売上は、2000年比150%増加している。ますます頻繁に見かけるようになった辛みそは、新しいグルメブームをリードしている。「調味料の多様化は、米国人の人口構成の多様化を映し出す鏡である」とアナリストは分析している。辛みそが良く売れている背景には、「米国外で生まれた後、米国に移住してきた移民」「文化の多様化に影響を受け、辛みそをこよなく愛するようになったミレニアル世代(1980年代初めから2000年代初めに生まれた若者世代)」という2種類の人々の存在がある。

このような影響は、主に、アジア・太平洋地域住民の子孫の飲食習慣によるものだ。国際市場調査大手ユーロモニターの統計データによると、韓国料理、タイ料理、インド料理、和食、中華料理はいずれも、米国の飲食文化に大きな影響を及ぼしている。中国系ベトナム人が発明した辛みそ(シラチャー・ソース)は、アメリカ人の舌に熱い感動を生んだ。今では、米国人家庭のうち、辛みそを常備している家庭は9%に達した。ミレニアル世代の家庭では、この割合は16%に上っている。また、辛みそは、その他の食品の「原材料」リストにも顔を現すようになった。

食卓の上に置かれて、食べる人が料理に少量添える場合であれ、厨房で料理の調味料として欠かせない場合であれ、ますます種類豊富になる辛みそは、米国人の味覚を大いに豊かにする役割を果たした。アジア系の人々の飲食習慣が米国人の味覚に及ぼす功績は、今後も決して消えてなくなることはないだろう。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年12月22日

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