科学者は異なる瓶にそれぞれ違う色の水を入れ、被験者に味見をさせる実験を行った。結果、多くの若い被験者は、緑色の水はライムの味、黄色の水はオレンジの味と回答した。しかし実際に使われていたのは、いずれもチェリージュースだった。つまり人が色を見て予想する味は、本当の味に対する判断に影響を及ぼすことになる。科技日報が伝えた。
色が消費者に大きな影響を及ぼすことから、さまざまな色素が広く活用されている。食べ物の色を増やす、もしくは変えることは、食べ物の味を変えることになる。中国には「おいしく食べるには、器も美しいほうがいい」という言葉があるが、美しい食器は色と同じ働きをする。視覚的な心地よさは、食べ物の美味しさを増すことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月26日