深刻な煙霧天気に見舞われたことを受け、天津市は、23日0時から12月24日6時までを対象に、大気汚染警報の最高レベル「赤色警報」を発令した。天津市で赤色警報が発令されたのは今回が初めて。中青在線(中国青年報電子版)が伝えた。
天津市政府は22日早朝、公式微博(ウェイボー)「天津発布」などの情報ルートを通じて、大気汚染「赤色警報」関連通知を発表した。同市の緊急時対応案によると、赤色警報は、汚染レベル別で最高レベルの大気汚染警報で、AQI(空気質指数)が500を上回る状態が1日以上続き、大気汚染が最も深刻となると予想される場合に発令される
赤色警報の発令によって、全市規模で、大気汚染源となり得る建設現場での生産活動は禁止となり、全行政区域内の道路では、ナンバープレート末尾の偶数・奇数による通行制限が敷かれる。また、幼稚園および小・中・高校は休校となり、屋外で開催される大型イベントは全て中止、企業や国家機関ではフレックスタイム制が実施される。市教育委員会は、幼稚園および小・中・高校に対し、23日を休校とするよう指示、大学に対しても、屋外での体育授業、課外スポーツ活動、アマチュア訓練、屋外でのスポーツ大会を取りやめるよう求めた。
天津市は、2015年以降現在までに、大気重汚染警報を16回発令している。内訳は、汚染レベルが低いものから順に、青色警報4回、黄色警報8回、オレンジ色警報3回、赤色警報1回で、警報発令総日数は40日を上回った。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月22日