IQや学習成績は、生まれつきのものだろうか?ある科学者は、人類のIQの75%は生まれつきの遺伝的なものであり、残りの25%は家庭・教育・友人などその後の環境による影響を受けるとしている。しかしこれまでは、どの遺伝子がIQを決めるかを、正確に言い当てられる人がいなかった。今や科学者は、この分野である程度の進展を実現した。北京日報が伝えた。
英インペリアル・カレッジ・ロンドンは、人類の脳内にIQと関連性を持つ2つの遺伝子クラスターがあることを初めて確認した。この2つは「M1」「M3」と呼ばれ、それぞれ相互に関連する数百の遺伝子によって形成されている。これらの遺伝子は人類の認識・記憶・注意力・推理などの、IQに関連する能力に影響を及ぼしている。
またIQと関連する遺伝子に変異が生じた場合、てんかんなどの神経疾患を誘発する重要な要素になることが分かった。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月31日