大手検索エンジンのグーグルがこのほど中国香港、台湾地区を含むアジア各地の「2015年度検索キーワードランキングトップ10」を発表した。ランキングはアジア地域市場の検索習慣の差や、アジアネットユーザーたちの心理を忠実に反映している。
香港ではアップルファンのiPhoneに対する熱狂度が「iPhone 6S」を香港で最も検索されたキーワードに推しあげ、そのほかのキーワードの大部分は人気ドラマの関連人物や俳優だった。一方でシンガポールの捜索キーワードには厳粛さが感じられ、インドネシア火災や今年亡くなった李光耀前首相などのニュースが上位にランクされた。ベトナムでは切ないラブソング3曲のタイトルがランクインし、タイでは上位9位のキーワードすべてがミュージックビデオやテレビ番組のタイトルだった。
日本の「年間検索キーワードランキングトップ10」では、「イスラム国」が首位となり、その背景には日本人2人が人質となり殺害された事件と日本国家公安委員長が日本がイスラム国によるサイバー攻撃を受けた可能性を指摘したことがある。また初の中東呼吸器症候群(MERS)患者が確認された韓国では、韓国のネットユーザーたちがMERSを年度キーワードランキングの首位に推しあげた。
なお、アジアで検索されたキーワードトップ10は、全世界のランキングでは1つもトップ10に入らなかった。全世界のランキングでは米国のスポーツ選手や映画、俳優が独占している。
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