中国水稲研究所が7日発表した情報によると、同研究所のスーパーイネ遺伝質革新チームは中国科学院遺伝・発育生物研究所などの機関と協力し、浙江省の大粒の品種「宝大粒」からスーパーイネの生産量を飛躍的に拡大できる重要な遺伝子「GS2」の分離とクローン化に成功した。人民日報海外版が伝えた。
GS2優性対立遺伝子は稲穂の長さを伸ばし千粒重を増やす。しかし幹長や分蘖に大きな変化はなく、稲の生産量を増やすことができる。
GS2遺伝子によって、中国初の2種類の稲を混合したスーパーイネ品種「両優培九」の親世代「9311」の千粒重を40%以上、エリア内の生産量を14%以上増やすことが可能だ。「培矮64S」と混合すれば、「両優培九」を9.5%上回る生産量を確保できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月8日