日本の群馬県にある「たんばらラベンダーパーク」で最近、日本では珍しい野外お見合いイベントが実施された。実施したのは中国の人気お見合い番組「非誠勿擾」。開催が決まると、在日中国人の注目を集め、当日は91人が参加した。中国新聞網が報じた。
在日中国人の中には既に、三代目、四代目がいる。それでも、考え方や生活上の習慣が異なるため、中国人と日本人の結婚は少数にとどまっている。ほとんどの在日中国人が中国人と結婚したいと願っている。しかし、相手を探すのが難しいというのが大きな問題。今回のように、お見合い番組の海外イベントに参加する人のほか、お見合いのために中国に帰るという人も少なくない。ただ、「遠距離恋愛」となるため、お見合いのために帰国しても、「手ぶら」で帰る人が多いのが現実だ。
日本の総務省統計局の統計によると、2014年の時点で、20-35歳の在日中国人のうち、男性が約16万人、女性が約20万人。東京だけを見ると、男性が約4万人、女性が約4万7千人だ。つまり、女性のほうが断然多く、多くの中国人が結婚相手を見つけられない状態になっている。
今回の「非誠勿擾」のイベントを見ると、申し込み者のうち、女性は27-40歳に集中。一方の男性は23-59歳と幅広かった。職業も多彩で、学者や会社員、企業家、技術者などがいた。同イベントには、日本人の独身男女も1人ずつ参加した。
放送が始まって6年になる「非誠勿擾」が、日本でお見合いイベントを開催するのはこれが初めて。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月20日