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外交部、サウジとイランの関係悪化事態を強く注視

人民網日本語版 2016年01月05日09:17

 外交部(外務省)の華春瑩報道官は4日の定例記者会見で、サウジアラビアとイランの関係が悪化したことについて「中国側は事態の推移を強く注視しており、この件が地域の摩擦を激化する恐れを懸念している」と表明した。

 華報道官は「われわれは関係各国がテロ対策問題で意思疎通を強化し、合力を形成することを希望する」「外交人員・機関の安全と尊厳の確保も求める」と述べた。

 サウジアラビアは2日、テロに関与した罪でシーア派の高位聖職者ニムル師を含む47人に死刑を執行した。2日夜、イランのデモ隊は在イラン・サウジアラビア大使館に押しかけ、ドアや窓を壊し、建物の一部に放火した。サウジアラビアは3日、イランとの国交断絶を発表した。

 華報道官は「関係国が冷静さと自制を保ち、対話と協議を通じて溝を適切に解決し、地域の平和と安定を共同で維持することを希望する」と表明した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2016年1月5日

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