2015年は商務制度改革が見事な「通知票」をもらった。工商行政管理総局が13日に発表したデータによると、昨年に全国で新たに登録された企業数は443万9千社に上り、前年比21.6%増加した。一日平均1万2社が誕生したことになり、この数字は過去最高だ。新華社が伝えた。
同局の于法昌報道官は、「商務制度改革が深いレベルで推進されるのにともない、市場の活力が持続的に発揮され、特に2015年10月1日以降、『3証合1、1証1碼』に基づく登録制度の改革(これまで別々に手続きしていた工商営業許可証、組織機関コード証明書、税務登記証明書を統合し、統一の社会信用コードを記載した営業許可証に置き換える改革)が全国で全面的に実施されるようになると、11月と12月には新規企業設立数が2カ月連続で新記録をうち立て、46万社と51万2千社に達した。
商務制度改革について考える時、市場の活力を発揮したというだけでは改革の成果の一側面に触れたに過ぎない。改革は産業構造を最適化する重要な市場パワーでもあり、より多くの企業がサービス産業で「金鉱探し」することを選択するようになった。15年は第三次産業の新規企業設立数が357万8千社に達し、同24.5%増加して、新規設立企業全体の80.6%を占めた。
商務制度改革はビジネス主体の市場参入の「負担を軽減」し、企業家に対する「しばり」を緩くすることで、雇用を大量に創出した。とりわけ個人企業や民間経済の従業員の緩やかな増加につながった。15年末現在、全国の個人企業・民間経済の従業員数は2億8千万人に上り、同3102万1千人増加し、増加率は12.4%だった。
企業は「誕生」したからには、「生き延び」なければならず、さらには「よく生き」なくてはならない。新規設立企業はどのような日々を送っているだろうか。同局がまとめたデータをみると、15年第4四半期(10-12月)には小規模・零細企業の開業率は70.1%で、経営実態がある小規模・零細企業のうち営業収入を上げたところは78.7%だったという。
同局は今後、小規模・零細企業のリストを整備し運用して、企業の発展・経営状況を分析し、支援を拡大して企業の「健やかな成長」をサポートするとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月14日