江西の海外進出企業戦略協力連盟が発足

海外進出を果たした企業27社と金融機関が共同で設立し、企業約200社が参加する江西省「走出去」（海外進出）企業戦略協力連盟の設立大会が、13日に省都の南昌で開催された。発展目標として、第13次五カ年計画期間に省全体の対外請負プロジェクトを総額500億ドル（1ドルは約117.4円）以上、および対外投資額を100億ドル以上を掲げる。

同連盟の代表は持ち回りで、任期は1年間、1回に限り再任が可能だ。参加企業・機関の分野は建築業、農業、製造業、鉱業、サービス業、金融保険機関、サービスコンサルティング機関など幅広い。

同連盟は発足後、総合情報サービスプラットフォーム、国境を跨いで事業を展開する経営者の海外実地訓練制度、関連のシンクタンクなどの構築を積極的に進め、企業の国際化への発展に戦略的指導と知的活動支援を提供し、参加企業全体の発展を後押ししていく。

2020年をめどに、同省の対外投資協力は新たな段階に進む見込みで、対外請負プロジェクトが総額500億ドル、対外投資が100億ドルをそれぞれ突破する見込みだ。また省レベルの域外経済貿易協力区も5カ所設立される予定。

同省商務庁の対外投資事務の責任者・方向軍さんは、「江西省の企業は主体的に海外に進出し一団となって発展していこうという意欲が非常に強いが、投資や貿易の保護主義、国際的なテロリズム、熾烈な国際競争といったさまざまな課題に直面してもいる。客観的にみて江西省の企業には強みを発揮し、協力を強化し、一団となって海外進出することが求められている」と話す。

同省の対外請負プロジェクトは01年の1億3300万ドルだったが、14年は28億5千万ドルに増加し、この間の年平均増加率は26.6％だった。15年の実行ベース営業額は35億500万ドルで同22.98％増加した。現在、同省の対外投資企業471社が海外に企業486社を設立しており、対外直接投資額は累計25億8千万ドルに達する。（編集KS）

「人民網日本語版」2016年1月14日