交通運輸部(省)がこのほど開いた記者会見において、2016年春運(春節<旧正月>の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の交通運輸安全状況を発表した。一部のインターネットプラットフォームに対して、春運期間中に自家用車でライドシェア(相乗り)しての帰省を打ち出した、交通運輸部運輸サービス司の王水平副司長は「我々が推奨しているのは非営利を目的としたライドシェアである。この機会に多くの車の所有者と運転手に出発前の車両修理点検を実施し、良好なコンディションを維持するよう注意を促す」と話す。また「道中は安全運転を心がけ、適宜休憩をとるよう注意し、過剰積載やスピード違反をせず、運転手の疲労を防ぐこと。車に乗せる方も乗る方も双方の権利と利益をはっきりとさせ、不必要ないざこざが起きないようにすること」と述べた。人民網が伝えた。
このほか新聞晨報の報道によると、このところライドシェアアプリの「滴滴順風車」が1月24日から2月7日までの間、「春節帰省の無料送迎」キャンペーンを始動させ、列車の乗車券を買えなかった帰省旅客に対して送迎支援をすると発表した。同社の黄潔莉社長は「順風車は春節の移動の選択肢の一つでもあります。中国の春運の輸送力は長年にわたりずっと非常に厳しいものがあった。我々は『春節帰省の無料送迎』キャンペーンを社会一般に向けてあるメッセージを送りたいと願っている。それはライドシェアを通して普通の自家用車の所有者も参加することができ、春運の難題の解決に貢献し、帰省が難しい人々の帰省を支援してほしいということだ」と語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月26日