春節(旧正月。今年は2月8日)が近づき、帰省して年越しすることが中国の人々の最大の関心事になっている。春節にどちらの実家に帰るべきか悩む若夫婦や恋人たち、正月用品の買物に忙しく走り回る人、さらには帰省するには「お財布の中身が心もとない」と案じる新卒の1990年代生まれなど、さまざまだが、多くの人にとって、年越しは一種の「幸せな」負担だ。財産管理コミュニティ「随手記」が13日に実施したアンケート調査で春節の連休がほとんどの人々にとって1年間で「義理支出」がもっともかさむ時期であることが明らかになった。アンケート結果で回答したネットユーザーのうち、義理支出の総額が「500元から2千元(約9千円から3万6千円)」と答えた人の割合が最も多く37.2%、「2千元から5千元(約3万6千円から9万円)」がこれに続く32.5%だった。「5千元から1万元(約9万円から18万円)」が12.5%、「1万元(約18万円)以上という人も5.5%いた。一方で「500元(約9千円)以下」という人も12.3%おり、彼らは「節約の達人」といえるだろう。信息時報が伝えた。
回答したネットユーザーのうち「帰省して年越しをする」予定の人は7割以上で、そのうち法定休日をメインに休むとした人は3割近くに上った。
昨年は、「お年玉合戦」がさく裂し「オンラインお年玉」は、あっという間に必要不可欠な「年越しの名物」となった。ネットユーザーは確かに「お年玉」の獲得に躍起になっているが、調査結果によると、微信(Wechat)やQQなどの「オンラインお年玉」に使う予算はそれほど多くない。今回の随手記の調査では、年越し期間中「親孝行目的や年長者に贈り物をする出費が最も多い」と予想した人は64.4%、「昔からのお年玉への出費が最多」と答えた人は17%、「各種の集まりへの参加費が最も多い」が11.7%、「微信やQQのお年玉への出費が最多」はわずか3.4%だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月26日