◆春節の人口大移動、都市部と農村部の気温差を下げる
春節中に多くの人が年越しで帰省するため、大都市がゴーストタウン化する。張氏が率いる研究チームと協力者が実施した一連の研究によると、春節の人口大移動は都市の気候に大きな影響を及ぼすという。
北京の市街地と農村部の春節連休中の平均気温の差は、連休以外の日と比べて0.64度縮小する。一日の最高気温の差は0.45度、最低気温差は0.83度縮小する。
その他の都市でも同じような結果が導き出された。中国最北部の省都であるハルビン市の春節では、市街地と農村部の気温差は連休以外の日と比べて0.65度縮小し、夜間の一日の最低気温の差は春節中に1.14度縮小される。
春節中に、一部の大都市では人口が激減する。その一方で、一部の人気観光都市では人口が激増する。三亜市の市街地と農村部の春節連休中の平均気温の差は、連休以外の日と比べて0.48度拡大する。一日の最高気温の差は0.66度、最低気温差は0.42度拡大する。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月5日