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朝鮮半島核問題は誰にビンタを食らわせたのか? (2)

人民網日本語版 2016年02月15日16:16

その一、目標の確定が公正でなければならない。朝鮮半島の非核化を実現するには、北側と南側が共に規則を遵守する必要がある。自ら製造してはならないし、導入し配備してもならない。ある国が安全で他の国が安全でなく、他国の安全を犠牲にして自国のいわゆる絶対的安全を図るのでは、真の安全は実現できない。中国は朝鮮の核開発に明確に反対しており、米国が韓国に核兵器を配備することにも賛成しない。

その二、制裁の実施は公正でなければならない。安保理の制裁は朝鮮が核計画とミサイル計画をさらに進めるのを阻止するためであり、計画に関連する組織、個人、事項に的を合わせたものであるべきだ。同時に、朝鮮が主権国として有する正当な権利の侵害は許されず、同国の正当な経済活動と民衆の権益を損なうべきでもない。とりわけ制裁の名を借りて、実際には政権を揺るがす行動であってはならない。中国は制裁は問題解決の唯一の道では断じてなく、適度でなければならないと強調し続けている。

その三、権利と責任を公正に定めなければならない。責任については、朝鮮半島核問題の焦点は米朝双方にあり、中国ではない。もし朝鮮がビンタを食らわせたと言うのなら、目を覚まされたのは米国であるはずだ。圧力と制裁の固守しても良い結果はなく、今は誠意を示して交渉の道に戻る時だ。また、朝鮮半島の緊張激化、衝突の危険の激化を前に、関係国は煽り立てるのではなく、なおさらに自制を保つべきだ。激しい言葉も合同軍事演習も時代にそぐわない。権利については、国連決議に違反する朝鮮の行為は強く非難される。同様に米国にもこれを利用して他国の権益を侵害する権利はない。韓国にミサイル防衛システム「THAAD」を配備する米国の企てに対して、中露は共に明確にノーと言う。

外国は朝鮮半島問題における中国の1つ1つの言動に注目するが、まず中国の発したメッセージを正しく受け止め、責任ある大国としての中国のイメージを明確に認識する必要がある。中国が正しい道理を説き続けるのは、朝鮮半島の平和・安定と問題の最終的解決のためだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年2月15日


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