小冊子に掲載された「星星」さんの祖父の「渡江記念章」
「星星」さんの記憶では、年越しをして新年を祝うとき、最も遊びに興じ、賑やかだったのは祖母の家だった。「小さい頃、祖母は私たちに、本当に多くのものがたりを語ってくれた。自分の生い立ちや経歴についての話もあったし、童謡もあった」と彼女は振り返る。
成長した「星星」さんは、祖母と一緒に過ごす時間が減り、その時間がますます貴重な時間だと感じるようになった。だから、祖母の隣に座る機会があれば、MP3レコーダーを必ずセットした。2012年から、「星星」さんは、毎年祝日に祖母に会うたびに、日常について他愛無いお喋りをして、その内容をレコーダーに録音した。