業界関係者によると、テスラが独自に充電スタンドを設置し、自社の基準を採用したのは、海外での生産と関係がある。純輸入車種は新国家基準が実施されるまではエンジンの改良が難しいが、実施されれば売上と世論に圧力をかけられて、充電スタンドの基準統一という難題を解決せざるを得なくなる。
劉会長も最近の接触を通じてテスラの態度の明らかな変化を感じ取っている。劉会長がこのほど米国に出張した際には、テスラは「和解」のシグナルを発し、劉会長を招いて会談した。だが、「テスラは中国の電気自動車の充電をめぐる新国家基準と統一された基準を採用するとしているが、国家電網との充電をめぐる協力はまだ始まっていない」という。
テスラによると、「弊社はより多くの第三者と協力できたらと考えているが、具体的な協力の方法はまだ検討中だ。将来は誰もが新国家基準の施行・実施を支援するようになることを望むが、目下の第一の任務は基準を統一させることだ。統一の基準がなければ、さらに協力を進めたり検討したりすることは一切できなくなる」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月8日