2016年3月14日  
 

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「日本の電気炊飯器現象」が中国家電企業に刺激、家電大手が新たな展開 (2)

人民網日本語版 2016年03月14日08:43

「痒いところに手が届く」新型スマート家電が注目浴びる

「日本の電気炊飯器現象」は確かに多くの中国家電企業を刺激したに違いない。今回の博覧会では電気炊飯器以外にもユーザーの痒いところに手が届くような革新的な製品が数多く現れた。美的が「スマート頭脳」を搭載させたスマート電気扇風機は夏、寝る時に長い時間扇風機の風に当たって寒くなりすぎたり、または止まってしまって暑くなりすぎるといったような問題を解決してくれる。この電気扇風機はスマートブレスレットなどの装着型デバイスとアクセスすることで、デバイスからユーザーの睡眠状態のデータを取得し、電気扇風機の風量と風速を調整することで、エアコンよりもより快適な睡眠効果を得ることができる。美的環境電気機器事業部研究センターの李殿飛総監は「この電気扇風機の快適な睡眠をもたらす風の曲線デザインは清華大学の研究グループによるもので、睡眠段階に対する気流曲線を最適化し、多くのユーザーによる体験をもとに修正を加え、最も快適な送風効果を実現している」と紹介した。

またTCLと海信(ハイセンス)は、洗濯機を長期間使用すると洗濯槽の内壁に大量の汚れなどが貯まってしまう衛生的な問題と、洗濯した衣類の残留洗剤を減らすことに着目し、新たな試みを行っている。TCLの白物家電事業部研究センターの席磊総経理は「洗濯槽の内外を完全に密封する技術を採用し、通常使用しているプラスチックの洗濯槽の底部分をさらになめらかなステンレス製に変えることで、汚れなどの残留を大幅に減少した。これは国内外の洗濯機業界でも初めての試みだ」と紹介した。また海信の洗濯機は内部にスピンエンジンを取り付け、洗濯機内部の水がスプレー方式で高速循環するようにし、洗濯効果を改善すると共に、洗剤の溶解度をアップし、洗濯後の衣類の残留洗剤の量を効果的に減らしている。


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