2016年3月22日  
 

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微信の起動画面が江蘇省の地理試験問題に出題 (2)

人民網日本語版 2016年03月22日14:43

ある受験生は、「この図を見たとたん、一瞬クラクラ来た。私自身、毎日微信を見ているが、そこから地理の問題が出題されるなど想像もしなかった。さらには、これが本物を撮った写真だったとは、まったく思いがけなかった」と話した。

微信の起動画面を採用したこの問題は、いったい受験生のどのような能力を試そうとしたのだろうか?南京市二十九中(高校)の盧文英先生は、この問題について次の通り解説した。

この選択問題の出題の意図は、「気圧帯と風帯の季節的な移動」を正しく理解しているか否かをチェックすることにあった。地球の公転により、太陽光の直射点は、季節の変化に応じて南北回帰線の間を移動し、気圧帯と風帯の季節移動をもたらす。この問題は、受験生にとって、まったく目新しいものだ。また、高校生向け教材では、天気予報の衛星気象図は取り上げられておらず、普段天気予報を見ない多くの学生は、図の地球にかかっている白い雲塊に関する知識がない。この雲塊から、南半球が厚い雲塊に覆い隠されており、地球上のあらゆる気圧帯・風帯が南に移動していることが分かる。このような根拠に基づき、この写真は12月の冬至の頃に撮影されたと推定される。出題された画像は、きちんとした出所からの正当な衛星気象図だ。高校では天気予報について学ばないが、日常生活における一般常識として、学生は理解しておくべきだ。今回の問題は、日常生活を送る上で学生が地理学の分野にも興味を向けるべきだという省の指導方針が反映されている。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年3月22日


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