江西省南昌市人的資源・社会保障局が発表した情報によると、同市は今年、顔認証システムの普及を促進する。定年退職者は自宅で顔を「スキャン」し認証を済ませるだけで、年金を受給できるようになる。同技術は認証の効率を高め、年金不正受給を撲滅し、年金の流出を効果的に防止する。人民日報が伝えた。
同市は約2年で市全体のすべての退職者の顔写真の収集を完了する計画。市内で暮らす退職者は、原則的に各コミュニティサービスステーションで写真を撮影する。各コミュニティサービスステーションは、特殊な事情により行動が不便な退職者から予約を受け付け、訪問し写真を撮影する。同市出身で市外で暮らす退職者が少ない都市については、従来の資格認証方法に基づき手続きを行うと同時に、同市に帰省した際に顔写真を撮影するよう通達する。市外で暮らす退職者が多い都市については、南昌市社会保障センターが職員を各地に派遣し、集中的に顔写真を撮影する。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月31日