教育部(省)の最新データによると、2015年度において中国は52万3700人の留学生を送り出し、各種留学の後に帰国した人数は合計40万9100人だった。彼らの一部の人は出国を決めてから帰国して就職するまで全て両親の「操り人形」状態で、留学に多額の費用をかけている。にもかかわらず、雇用機関は留学帰国者を選りすぐるようになり、学制などのハードルを明確に設定するところもあるが、給料ももはやさほど面目はない。斉魯晩報が伝えた。
帰国して就職する留学生が増えるにつれ、多くの留学帰国者は帰国後の失業状態になっている。雇用機関にとっては、「メッキを施した」留学帰りの人材はさほどあまり歓迎されておらず、多くの雇用機関は彼らに杓子定規な規定を設定している。
例えば国家電網山東省電力公司の2016年度の一般募集においては、国(境)外の教育機関を卒業した学生の登録受付に対して明確な条件を出した。国内全日制の第一志望の大学及びそれ以上の大学の学部を卒業した者、国(境)外での学習期間が2年未満の場合は、学部の大学は国内の985、211プロジェクトの重点大学とするというものだ。
留学帰国者就職説明会に参加したことがある出版会社人事部の責任者は、「一部の国ではわずか1年で修士課程を修了する。留学生の専門知識は盤石ではないかもしれない。従って私達は英国などの修士課程卒業生を好まない」と話す。