和平推進の機会を捉える (2)

現在、協議は前進しなければ後退するリスクが依然存在する。デミストゥラ特使は少し前に「私の知るところでは、唯一の『代替案』は戦争に戻ることであり、われわれがこれまでに見てきたものよりもひどい戦争になる」と指摘した。甚大な人道上の危機が目前に迫っている。和平協議に集中し、和平と対話のために実際の努力を払うことが、依然として国際社会の第一の課題だ。

シリア危機発生以来、中国は政治的ルートによる危機解決を堅持してきた。少し前に中国は初めてシリア問題特使を任命した。これは和平と対話の役割をより良く発揮し、関係各者間の意思疎通と調整をより有効に強化し、シリア問題の最終的かつ適切な解決に引き続き建設的役割を発揮するためだ。現在中国は4月の安保理議長国であり、安保理を舞台にシリア危機解決のために一層の役割を発揮する。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年4月14日