2016年4月14日  
 

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広島のもう一つの「顔」

人民網日本語版 2016年04月14日15:12

4月11日午前、ケリー米国務長官や英国・フランス・ドイツなど各国の外相が、岸田文雄外相の案内で、広島の平和記念公園を訪れた。今から71年前に米国が広島に原爆を投下して以来、米国務長官が今回初めて広島の原爆関連施設を訪れた。新華社が報じた。

だが、厳粛な面持ちのケリー長官らが、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に献花したとき、広島が世界で最初に原子爆弾が投下された都市であること以外に、欧米諸国にはほとんど知られていないもう一つの顔があることを、彼らは知る由もなかった。広島の「もう一つの顔」とは、日本の近代化に伴う一連の侵略戦争の大本営であり、兵器工場や残虐きわまる中国侵略部隊の駐屯地という顔だ。

1894年、日本は甲午戦争(日清戦争)を起こした。同年9月、明治天皇は「みずから出征」し、作戦司令部の大本営を広島に移し、帝国議会も広島で召集された。広島市内には、今でも、辺境開拓・領土拡大という大義名分のもとに侵略戦争を始めた明治天皇の「武功」を記念するために造られた「広島大本営跡」などの石碑が残っている。


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