王毅外交部長(外相)は7日、中国人民外交学会の招待で訪中したシリア反体制派組織「シリア国民連合」のトップ、ハウジャ氏らと会談した。人民日報が伝えた。
王部長は「安保理が採択した2254号決議は、シリア問題の政治的解決推進の大きな方向性を明確にした。中国側は『国民連合』などシリアの反体制派がチャンスを捉え、国連の和平促進努力を支持し、これに歩調を合わせ、シリアの現実に立って、前提条件なしに対話や交渉に参加することを希望する。『国民連合』は反体制派の代表的勢力であり、停戦実現面で積極的な措置を取り、国連側の努力と歩調を合わせることができる。中国側はシリア問題の政治的解決のために引き続き建設的役割を発揮し続ける。また、引き続きシリア難民に人道支援を行う」と表明した。
ハウジャ氏は「『国民連合』は安保理2254号決議を支持し、シリア問題の政治的解決に尽力し、国連主導の対話・交渉に無条件で参加する準備があり、シリアの政府と反体制派が措置を講じて、相互信頼を徐々に構築し、対話と交渉を通じて全ての問題を解決することを主張している」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月8日