地面に「米・水・保存食HELP」の文字
熊本県御船町の福祉施設には、高齢の施設利用者と被災者約200人が避難生活を送っているが、町役場から届いた物資は飲用水9箱のみで、吉本洋施院長は「3日後には食料が底をつくかもしれない」と悲鳴を上げた。同施設の駐車場にはスプレーで「米・水・保存食HELP」の文字を大きく書いて救援を求めた。
一方藤木正幸町長も16日、SNSを通じ、「町には何ら救援物資が届いていない。町民は水もなく、飢餓との闘いになっている」と無念の思いを綴った。町長は、後ほど食料が届くが、焼け石に水で、翌日にはすぐになくなり、避難者1人につき1日おにぎり1個か2個の状態が続くという。