菅義偉官房長官も同日の定例記者会見で、「17日までに、すでに被災地の指定区域に4万1千食を配給、18日には36万5千食が配給される計画」だと述べた。また、この日の時点で死者数は42人に、負傷者は1095人となったと発表した。被災地の3万4千世帯が停電、10万5千世帯のガスが寸断、24万5千世帯が断水状態で、救援には自衛隊、警察、消防等約3万人を動員したという。そして、前出の机で「SOS」を知らせた学校にも17日時点で救援物資が届いていると発表した。
西原中学校の避難所にも、自衛隊と給水車および炊事車が17日に到着。「依然おにぎり1個だが、以前と比べて2倍大きくなった」と前出の67歳の避難者は笑顔で語った。ある11歳の子供は、「おにぎりは多くなったけど、野菜やお肉も食べたい」と今後の救援活動に期待を込めた。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月19日