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九州で開催中の特別展「始皇帝と大兵馬俑」 地震の被害なし

人民網日本語版 2016年04月20日08:52

14日、熊本県を震源とするM6.4の巨大地震が発生。当時、陝西省文物局が主催し、同省文物交流センターが共催する特別展「始皇帝と大兵馬俑」が福岡県太宰府市にある九州国立博物館で、開催中だった。同センターによると、同博物館は地震に伴い、臨時休館中。文化財120点は無事という。西安晚報が報じた。

熊本地震発生後、陝西省文物局と文物交流センターは地震状況に注目し、すぐに日本側の主催者である東京国立博物館やNHKと連絡を取った。日本側の報告によると、地震発生後、すぐに文化財専門家を派遣して、展示されていた文化財120点の状況を確認。兵馬俑10点を含む、全ての文化財が無事だったという。

同センターの関係責任者によると、地震発生後すぐに連絡した時は、日本側は、大きな地震だったものの、太宰府市でははっきりした揺れを感じなかったと説明。九州国立博物館も大地震に耐えられる構造で、展示物には影響がないという。

「始皇帝と大兵馬俑」は、1年かけて日本の3カ所で開催。まず、東京国立博物館で昨年10月27日から今年の2月 21日まで開催され、48万人の来場者を集めた。2カ所目となった九州国立博物館では、3月15日から6月12日まで開催の予定。ただ、地震の影響で現在は中止となっている。最後は、大阪国立国際美術館で、7月5日から10月2日まで開催される。

同センターによると、地震の影響が長引くようであれば、貴重な文化財を中国にすぐに送り返す可能性もあるという。現在、全ての文化財は安全な状態にある。同センターは今後、日本側と連携して必要な予防措置を講じ、文化財の破損を防止する。日本側は、中国側のアドバイスや意見を受け入れ、文化財の安全を第一に、必要な対策を講じている。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年4月19日

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