「熊本賑災」支援グループ第2陣に集まった支援物資
劉さんがこの支援活動を思い立った動機は非常に単純で、最も直接的で最も心のこもった方法で支援したいという思いからだという。「熊本賑災」支援グループは、震災発生後に微信の華人グループの中で最も早く組織され、熊本の被災地への募金や物資の寄付を募った自発的なボランティア団体だ。第1陣が物資の輸送を終え、微信グループを解散するまで、およそ480人のメンバーがこの苦難に満ちた輸送の道のりをフォローした。第1陣のメンバー8人は震災発生後の交通状況が最も悪化していた17日に東京を出発し、ルートを模索しながら、風呂にも入れず宿泊施設も無いなど様々な困難を乗り越えて、19日午前2時頃、被災地に到着。メンバーは行程中、公園の水飲み場などで洗顔し、車の座席で仮眠するしかなかった。しかし、メンバーたちは被災地に真心を届け、日中友好のために貢献したいという気持ちに支えられ、最終目的地の熊本県の被災地までたどり着き、在日華人から集められた援助物資を熊本県の公的な救援物資受入れ機関まで運んだ。