「中国を見れば必ず反対する」悪い習慣だけでなく、米国は南中国海地域の「軍事化」も誘発している。最近、米軍がフィリピンなどの国々を集めて、南中国海地域で標的の明確な合同軍事演習、合同パトロールなどを行っていることが南中国海地域の「軍事化」を誘発し、地域情勢の緊張をエスカレートさせている根源だ。米国が「航行の自由」の問題をいわれもなく誇張する真の目的は、これを口実に南中国海地域における自らの軍事的プレゼンスを強化し、海洋紛争によって中国を封じ込め、地域における覇権を維持し、「アジア太平洋リバランス」戦略を実現することにある。
米国のいわゆる「航行の自由作戦」は国連海洋法条約の「航行の自由」の乱用であり、多くの沿海国の主権の安全と海洋権益を侵害し、地域の平和と安定を深刻に損なうものだ。もし本当にアジア太平洋地域の海洋における地位を維持したいのなら、米国は国際法に従って事を行うべきだ。南中国海で冒険的で無責任な行動を行うのではなく、地域の国々の共通利益に合致する公共財を提供するべきだ。
米国は南中国海で「中国を見れば必ず反対する」悪い習慣を改めるべきだ。南中国海の「軍事化」を誘発する行為を反省するべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月21日