幼い頃熱中した遊びが描かれた江華光さんの作品
●絵でタイムスリップ 李総理も彼の挿絵を鑑賞
「過ぎ去ったものを復元することで、後世の人に、昔がどんな様子だったか知ってもらいたい」-これは、江さんが絵を描き始めた最初のきっかけであり、今も抱き続ける信念だ。
専門教育機関で基礎的な技能を学ぶ機会がなかった江さんは、独学で絵の勉強を始め、目の前の人や物はすべて教材にした。傍で見ている人にとって、この75歳の老人の絵に対する情熱は、本人にしかわからない凄まじいもので、「定年退職後は現役時代より忙しい」ように見えた。また、この情熱と執着が江さんの絵に反映され、それが李総理の眼に留まった。