淘宝(タオバオ)での通信販売で、キャンセルにかかる時間が短縮されることになった。ともにアリババ(阿里巴巴)傘下の淘宝網と菜鳥網絡はこのほど、物流パートナーと協力して配送途中でのキャンセルを受け付けるサービスをうち出すことを明らかにした。配送途中で消費者からキャンセルの申し込みがあった場合、店舗側はオンラインシステムで配送会社に連絡し、配送を止めることができるという。「京華時報」が伝えた。
配送がストップすれば、キャンセルはすぐに成立する。現在、韻達、百世快逓、円通などの配送会社がこうした配送ストップサービスを次々導入している。サービス開始にあたり、淘宝網で扱う15品目についてテストを行ったところ、キャンセルにかかる時間が平均で73時間から19時間弱に短縮されたという。
これまで通信販売でキャンセルする場合、商品が発送済みであれば、届くのを待って、それからキャンセルを申し出て、商品を送り返さなければならなかった。店舗側は送り返された商品をチェックし、問題がないことを確認するまでキャンセルの手続きを進められなかった。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年5月13日