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高原鉄道・青蔵鉄道が全通10周年  (2)

人民網日本語版 2016年07月01日16:18

3.2015年、西蔵自治区を訪れた国内外からの観光客は延べ2018万人で、観光收入は282億元(約4371億円)と、10年前と比べてそれぞれ11倍と15倍となった。一方、同年、青海省を訪れた国内外からの観光客は2315万4000人で、観光収入は248億3百万元(約3844億円)と、10年前と比べて3.6倍と7.3倍となった。

4.同鉄道の開通によって、西蔵自治区の住民の生活が豊かになっている。15年末の時点で、同自治区の農民、牧畜民の平均可処分所得は8244元(約12万7800円)と、10年前と比べて4倍となった。都市部の平均可処分所得も2万5457元(約39万4600円)と、10年前と比べて3倍になった。

5.同鉄道では、高原の野生動物のために33本の野生動物用通路を設置。04年には56.6%だった同通路の使用率は、11年以降は100%となり、野生動物の繁殖と生息をサポートしている。

6.同鉄道の青海省格爾木(ゴルムド)市と拉薩市を結ぶ区間には、15カ所の汚水処理場が設置され、ラサ、那曲(ナクチュ)、安多(アムド)、沱沱(トト)河などの区間の汚水を処理している。処理後の水質は、生活飲用水に適する「二類飲用水」の基準を満たす。

7.青蔵鉄道の沿線には、52カ所に強風モニタリング地点を設置。強風の情報を、インターネットを通してリアルタイムで観測することができる。また、唐古拉(タンラ)山を含む32の駅で、分岐器の自動融雪器を導入し、悪天候の日でも列車が走行できるようにしている。また、全線の輸送調整の指揮が、遠隔化、情報化、スマート化されている。

8.同鉄道は、「高木と低木と草をそれぞれに適した場所に植える」という原則に基づき、砂漠化の防止・改善を進めている。現在、同鉄道の沿線のグリーンベルトは708キロに達し、地球の第三の極地での緑化という奇跡を起こしている。


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