2016年8月11日  
 

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人民網日本語版>>経済

成長期迎える中国人観光客の海外レンタカー市場 (2)

人民網日本語版 2016年08月11日09:41

今回の提携について、携程の王玉■(玉偏に深の右側)副社長(地上交通事業部最高経営責任者<CEO>)は、「エンタープライズは海外レンタカー分野で長年の経験があり、長期にわたり質の高いサービスで評価されてきた。携程の利用者に最高品質の海外レンタカーサービス、海外ドライブ体験を提供してくれるものと確信する」と話す。

エンタープライズは世界最大の、最も強い競争力を備えたレンタカー企業だ。1957年の創業で、アラモ、エンタープライズ、ナショナルの3ブランドを擁する。現在は世界70数カ国で約9千店舗を展開し、高品質の車両170万台を貸し出す。データによると、エンタープライズの主な営業エリアは米国で、サービスの質の高さが同社のレンタカーを人々に選ばせる重要な要因だ。

今年に入ってから、携程を通じて海外ドライブ旅行を予約した人の数は前年比200%以上のペースで急速に増加しており、最高で250%の増加率を記録した。

▽海外レンタカーの障害を取り除く

海外レンタカー市場は大きいが、中国が国際連合の「道路交通条約」を批准していないため、中国人が海外で自動車を運転するには運転免許証の公正証書、その翻訳文書または認証文書が必要になる。公正証書は手続きが複雑で、時間がかかり、費用も高く、すぐに無効になるという欠点がある。翻訳文書は1回しか使用できず、すぐに使えなくなる。こうしたことが海外でレンタカーを利用とする中国人観光客を悩ませる大きな問題になっている。

こうした障害を取り除くため、阿里旅行はこのほど中国最大の海外ドライブ旅行レンタカープラットフォームの租租車と戦略的協力を締結した。双方は海外レンタカー事業を出発点として、海外ドライブ旅行商品の開発と市場教育での協力を展開し、「国際免許証普及優待窓口」を共同でうち出し、市場の教育を狙った戦略的商品を1億人を超える阿里旅行のユーザーに還元するとしている。今後、淘宝(タオバオ)の4億人を超える有効ユーザーが海外レンタカーのメリットを享受できるようになり、観光、金融、保健、インターネットなど複数の産業が国際免許証の取り組みを後押しすることが予想される。


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