現在、新アイドルファン経済のスタイルも多様化している。例えば、90後(1990年代生まれ)に大人気のアイドルグループ・SNH48のファンは、コンサートのチケットや写真や文房具、応援グッズなどの関連商品のほか、握手券や選抜総選挙の投票権なども購入できる。ニューアルバムを購入すると、握手券が1枚ついており、個別握手会でかわいいアイドルと10秒握手できる。268元(約4000円)のアルバムを買うと投票券が3枚、1680元(約2万5000円)のアルバムを買うと投票券が48枚付いており、このような方法で高いアルバムを購入するようファンを刺激している。
——コンテンツを売りにする個人メディアのファン経済も加熱中だ。
イケメンやかわいいアイドルだけでなく、ネット上では現在、個人メディアで多くのファンを獲得する達人が出現している。例えば、羅振宇さんは、個人メディアであるトーク番組「論理的な思考」を展開し、毎日工夫を凝らして哲理を語り、3年の間に600万人以上のファンを獲得した。羅さんはアイドルではないものの、そのファンがもたらす利益は決して軽視できない。同番組の1回目の会員応募では、5時間で160万元(約2400万円)、2回目は24時間で800万元(約1億2000万円)を得た。
その他、鬼脚七、小道消息、六神磊磊読金庸、胡辛束などの個人メディアも、新浪微博や微信の公式アカウントを利用して大人気となり、その独特のコンテンツで多くのファンを獲得。広告などの方法を通して、ファンから利益を得ている。
——商品を売る各メーカーも「ファン経済」を利用して売上を伸ばしている。
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