同済大学の孫章教授は「長江デルタ地域、珠江デルタ地域、渤海湾沿岸などの都市密集地域は、すでに高速鉄道ネットワークで都市間の相互接続が実現した。また、東部・中部・西部・北東部の4大地域も、高速鉄道によってつながり、中国の現代高速鉄道ネットワークはほぼ完成したといえる」と話した。
中国高速鉄道の雄大な目標は、これだけに留まらない。さらに密な「八縦八横」高速鉄道ネットワークの青写真はすでに出来上がっている。
最新版の「中長期鉄道網計画」によると、2025年までに、中国鉄道網の営業総距離は約17万5千キロメートルに達する見通し。うち高速鉄道は約3万8千キロメートルと、2015年に比べ倍増する計画だ。2030年までに、エリア内外の相互接続が実現、エリア間がさまざまなルートでスムーズにつながり、省会(省政府所在地)鉄道が相互につながり、地級市快速ラインが完成、県レベルの相互接続もほぼ網羅されるという。
国家発展・改革委員会基礎司の費志栄司長は、「中国鉄道網の営業距離は、将来的に約20万キロ、うち高速鉄道は約4万5千キロに達する計画だ。それが実現すると、全国鉄道網は、隣接する大型・中型都市間を1時間から4時間で結ぶことができるようになる」と述べた。
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