2016年9月27日  
 

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人民網日本語版>>政治

新たな「黄金の10年」を築く中国・カナダ関係

人民網日本語版 2016年09月27日09:38

中国総理の13年ぶりのカナダ訪中により、両国首相の年次対話制度が正式に始まった。中国の李克強総理による中国・カナダ関係の新たな「黄金の10年」を切り開くという提案は、双方協力の将来性に対する人々の期待を満たすものだった。中国新聞社が伝えた。

20数日前、カナダのトルドー首相が初めて訪中した。両国首相が1カ月の間に相互訪問を実現したことで、国土面積世界第2位と世界第3位の両国の関係が急速に接近していることを人々は目にした。

カナダ首相主催のホームパーティーや晩餐会への出席、会談、共同記者会見、上下両院議長との会談で、李総理は共通利益が溝を大幅に上回ることを強調すると同時に、経済・貿易、第三国市場協力、農業、法執行、観光、税関、航空、品質検査などの分野の14の協力文書に調印して、協力の大きな将来性を証明した。

中国国際問題研究院の阮宗沢副院長によると、「黄金の10年」には政治的にもう「もつれる」ことなく、対話と意思疎通に転じることと共に、経済的により開かれた姿勢で質と効果を高めること、さらに人的・文化的など各分野で交流の新たな局面を開拓することが含まれる。

李総理の今回の訪問期間、中国・カナダ首相年次対話制度が正式に始動しただけでなく、双方は各レベル、各制度の交流を強化し、中国・カナダ経済・財政・金融戦略対話制度、外相年度会議、ハイレベル国家安全・法治対話制度の役割を十分に発揮することでも合意した。

阮氏によると、これは意思疎通を強化し、溝を解消する前向きなメッセージであり、両国関係の深化、実務協力の拡大にとって重大な意義を持つ。これまでの溝の根本的原因はカナダ側が中国を客観的、理性的に受けとめられないことにあった。政治、経済、外交、安全保障など重要分野で交流と意思疎通を継続することは、今後の各レベルの実務協力の助けとなる。双方が反腐敗に関する協力の強化を決定したことは、相互信頼の深化、腐敗取り締りにとって積極的な意義を持つ。


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