崔天凱駐米大使「中米協力は21世紀の試練に対処する鍵」

在米中国大使館は現地時間27日夜に建国記念日レセプションを開き、中華人民共和国成立67周年を祝った。崔天凱駐米大使は挨拶で「現在世界には深く複雑な変化が起きている。中米協力は21世紀の試練に対処する鍵だ」と表明した。中国新聞社が伝えた。

崔大使は「今月初め、習近平主席は杭州でG20サミットの議長を務め、出席した指導者と共に『杭州コンセンサス』の達成を推進した。李克強総理は先週国連で座談会『持続可能な開発の目標：われわれの世界の改造に共に努力――中国の主張』を召集し、持続可能な開発に関する『中国の主張』を打ち出した。中国は国際社会で一層の責任を担い、一層の貢献を果たし、一層の公共財を提供したいと考えている。今年は中米関係の成果が実り豊かな1年だった。経済・貿易協力を新たな段階へと押し上げられ続け、両軍関係、人的・文化的交流は着実に発展した。中米観光年活動の実施に伴い、両国の相互観光訪問者数は延べ500万人と過去最高を記録した。双方は人道上の危機、平和維持、開発支援、公衆衛生などの分野で緊密に協力するとともに、率先して『パリ協定』を批准した。現在世界には深く複雑な変化が生じている。中米協力は21世紀の試練に対処する鍵だ」と指摘。

「米新政権に向けて中米関係の平穏な発展と順調な移行を確保することは双方の共通利益であり、国際社会の利益でもある。中国側は米側と共に努力し、意思疎通と相互信頼を強化し、協力を拡大し、建設的に溝を管理・コントロールし、国際社会と共に現代世界が直面する試練に対処することを望んでいる」と表明した。

米政府代表のケニー国務省参事官は中華人民共和国成立67周年を熱烈に祝福。「米中関係が力強く、積極的で成果に富む発展の勢いを保つことは、両国民に幸福をもたらすだけでなく、世界の安全と繁栄も促進する」と述べた。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年9月29日