宿題だけでなく、塾も学生の時間を奪っている。同調査では、「00後」の小中学生が平日に塾で勉強する時間は平均0.8時間で、「90後」の2倍となっている。休日を見ると、その時間は2.1時間と、「90後」の3倍になる。
宿題をする時間や塾で勉強する時間が長くなると、削られるのが睡眠時間だ。平日、 「00後」の57%の睡眠時間が9時間以下で、その割合は「90後」より6.2%多い。休日を見ても、「00後」の34.5%の睡眠時間が9時間以下で、その割合は「90後」より1.7%多い。
勉強の負担について、著名な教育専門家・紀大海氏は、「学生には負担も必要」とし、その理由について、「負担は、学生が責任感を持ったり、粘り強く何かを行ったり、ストレスに対処したりする基本的な能力を身に付けるのに役立つ」と説明。「避けなければならないのは過度の負担」と指摘している。
では、どのように負担を適度にとどめれば良いのだろう?このことについて、紀氏は、「人によって異なるが、最低限しなければならないのは、学生が十分な睡眠時間や運動する時間を取れるようにしたうえで、宿題の量や塾に通う時間などを決めること」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月26日
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