一見するとのんびりしていて、とても楽しそうに見えるコスプレイヤーだが、猫猫さんは「何枚も重ねて着るような衣装のため、とても暑い。また早朝からばっちりメイクを施し、さらに女性なら1日中長い髪をウィッグの中に押し込んでおかなければならない。1日中ぶ厚いメイクで過ごすのは本当に大変」とこぼす。
中国のコスプレ界では有名な「黒天工作室(H-TEAM)」のコスプレイヤーの育成方法はアイドル育成に似ている。黒天工作室の事業担当ディレクター舟舟さんによると、「現在、約40人のコスプレイヤーと契約している。事業内容はマネージメント会社と同じ。訓練学校に相当する『黒天学院』も設置している。毎年、中国全土の5都市で新人コスプレイヤーを募集し、優秀者な人材とは全員契約する」と話す。
舟舟さんによると、「黒天工作室」の優秀なコスプレイヤーなら年収20-30万元(約310-465万円)にもなるという。しかし一方で、新人の場合は年収わずか数万元程度という。高収入を目指す場合、「やはりその人気とファンの数次第。人気さえ出れば、収入はあっという間に増える」ということだ。
しかし前述の「瀲玉縁」さんは、コスプレを自分の趣味に留めている。「仕事はあるし、コスプレは遊び。コスプレを仕事にすることはない。仕事でコスプレをする必要あったとしても、しない。思いついた時や写真を取りたいと思った時にすればよく、自由だから楽しい。自分の趣味を仕事にするのは好きではない。趣味は趣味、仕事は仕事だから気楽にできる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月2日
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